2017年2月16日

Eddy Merckxの世界観をお届けしたいと思います

『エディ・マークスって誰だい?』

有名なエピソードですが、モトローラチームに所属していた、当時の若かりしランス・アームストロングが、チームが使用しているフレームの「Eddy Merckx」のロゴを見て、「エディ・マークス(メルクスの英語読み)って誰だい?」と発言し、周囲の度肝を抜いた事がありました。

日本の自転車愛好家の中でも、先のような事を思う方は意外と多いかもしれません。
『エディ・メルクスって有名なの?』と・・・

正直無理もないと思います。
私も、この業界にある程度の期間身を置いていますが、その変遷の中で次第に話題の中心からは外れざるを得ない程に、アメリカ系ブランドや新興のアジア系ブランドが本場ヨーロッパのシーンを席巻していく中で、いわゆる王道と呼ばれたヨーロッパ系ブランドが徐々に追いやられていったこの20年を目の当たりにしてきた立場でさえも、ちょっと思い出すのに時間がかかってしまうブランドになってしまった時期もありました。

ましてや、2009年以降の日本のスポーツバイク事情に興味を持たれた方であれば、前述の台頭しているブランドの名前に書きけされるメルクスの文字を見る事は極めて稀であった事でしょう。

そう、それこそ『エディ・マークスって誰だい?』なのです。

まずは、このおっさんがエディ・メルクスです。
簡単に言うと、頑固でこだわりが強くて、我の強いおじさんです。
でも、とにかく強かった。
とにかく強かったんです。

当時彼のこだわりが、ちゅんちゅんに詰まった製品が、かのEddy Merckxとしての世の選手たちの全てが憧れ、その性能に酔いしれたわけです。

しかし栄枯盛衰。
永遠に続くことはかなわなかった。

Eddy Merckxだけでなく、その他のヨーロッパブランドも規格大量生産型のモノづくりとアメリカ型のマーケティング手法には太刀打ちできなかった。
そう、頑固だったんです。

時として、こだわりは変化を嫌い、逆に排除されることがあります。
しかしながら、愚直なまでにそのこだわりを続けることで、ある時必ずそれに気づく人がいます。

なぜなら、それが本質だから。

売れる仕組みとされるマーケティングは、モノゴトを多くのヒトに正しく伝え、その方たちを取り込んで更に成長する事ができる
効率的な考え方として、誰もが実践する当たり前の方法論です。
でも、時としてマーケティングは、そのサイクルの中にちょっとした誇張を入れ込むことで、必要以上に評価されてしまう事があります。
また、売るという事が優先されると、それがエスカレートしてしまう事もしばしば見られる弊害です。

そう、それによって買ってしまったヒトが、ふと我に返ると本当に自分が欲しかったものがこれだったのか?という『気づき』に出くわすことがあります。
つまり、踊らされたことによって、自らの欲求を捻じ曲げたことになります。

しばしば、せっかく高い買い物をしたのに、飽きてしまう方を見かけることがあります。
それってとてももったいないですし、単にブランドの言う『〇〇のある素晴らしいサイクリングライフ』みたいな素敵な自分を勘違いしたとも言えます。

もちろん、自分の好きな世界観の中で楽しんでいただくのが最も良いことではありますが、その世界観という選択肢をたくさん知っていただくお手伝いをするのが、我々のような立場なんだと思います。

最近私も、店舗を運営することによって、自分の世界観を広げることができました。
立場上、これまでは限定的な世界感の中で生きていましたが、そのタガを外すことができた今は、これまでの経験の中で知りえた世界を存分に皆さんにご提案することができると思うと、本当にワクワクします。

ぜひ、話をしにお店に来てください。
あなたの世界観をお聞きし、それができるだけ広がるように当店では、あなたの新たな『引き出し』を販売します。
引き出しはもちろん無料です。

でも、その引き出しによって広がった世界観の中で、もし当店にお手伝いできることがあれば、そこに対価をお支払いください。
そんなお付き合いがしたいなと考えると、わたしが今ある有名なブランドの引き出しを皆さんに提供することは、極めて滑稽で、無駄な事であると強く思うのです。
だって、彼らは十分に声高に自らを皆さんに刷り込んでいるじゃありませんか?

わたしができる事は、Eddy Merckxのような世界観を皆さんに伝える事だと思っています。

さて、頑固一徹のこだわりの世界にようこそww