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【プロダクトインプレッション】Michelin Wild Racer & Force XC

2017年待望の新製品としてミシュランから発表された新型XCタイヤFORCE XC。
すでにラインナップされていたWild RACERと共に、drawer THE RACINGではメインタイヤとして使用しています。かつてはワールドカッパーの証とも言えたミシュランのクロスカントリータイヤは、当時のレーサーたちを虜にし、国内入荷の少ないWild GRIPPERを争う様に手に入れた記憶もあることでしょう。監督である私も、当時はミシュランに憧れ、トップチームが使用するその性能を手に入れたいと願った一人であり、今でも個人的にミシュランへの憧れは強いと言えます。しかしながら時は流れ、実質的にマウンテンバイク用タイヤのラインナップは限定的となり、もうミシュランはマウンテンバイクから足を洗ったと当時のライダー達は残念がりながらも、どこかでミシュランが復活してくれることを待ち望んでいました。
そんな中、昨年フランスのBH SR SUNTOURチームがミシュランの新型タイヤを実戦投入しているという話を聞き、とても楽しみにしていたところ、いよいよ2017年で新型タイヤが発表となりました。ご承知の方も多いと思いますが、ドライコンディション用のJET XCRとルーズコンディション用のFORCE XC。菖蒲谷クロスカントリーの遠征直前に、最新モデルであるFORCE XC 2.1が株式会社深谷産業に訪問の際に受け取ることができました。入荷数がたいへん少ない中、我々のレースのために特別に準備していただきました事に深く感謝します。菖蒲谷クロスカントリー、やわたはま国際クロスカントリーと2戦を終えて、普段のトレーニングも含めて国内で最も乗り込んだであろうdrawer THE RACINGの3名のライダーと、ミシュランについてインプレッションをしてみました。

 

山路:さて、日本にまだ少ない本数しか入荷していないFORCE XCと、すでに国内に流通しているWild RACERを使ってみてどうだろうか?昨年まではマキシスを使っていた我々だけど明確な違いはあるかな?

小野寺:そうですね、明らかに違うのはタイヤ自体のコシですね。自分はXCライダーなので、やはり転がりの軽さというのは絶対的に求めたいところです。この辺りはグリップ力と相反する要素なので、転がるタイヤは必ずしもグリップするわけではないことが多いです。でも、タイヤのコシというものがそれをカバーするものもあり、ミシュランのタイヤは転がりの軽さとコーナーリング時の粘りが両立したタイヤと言えると思います。

竹内:菖蒲谷のレースからWild RACERを使っていますけど、一見するとすごくゴツイのに、転がりはめっちゃ軽いですよね。舗装で乗っていても、あまり重さを感じないですし、とてもしなやかなので、ものすごくグリップしてるって感じます。

佐藤:ケンさんの言ってることなんとなくわかりますね、その感じ。私はまだまだ経験が浅いので、うまく言えませんけど去年使っていたマキシスよりも固い(コシが強い)って感じました。

山路:そうだね、確かにコシが強い。でも触ってみると分かるんだけど、ものすごくしなやかなんだよ。だからタイヤをリムに嵌めるときにその違いが歴然にわかる。『あっ、コイツすごくいいって』

佐藤:ケンさん、コシが強いと何がいいんですか?

小野寺:うーん、ミシュランの場合サイドのグリップというよりも、タイヤ自体のコシとしなやかさでコーナーリングする感じなんだよね。だからスコーンっと一気にグリップが抜ける感じにならずに、滑り出しや滑らせた後がものすごく粘るんだよね。当然、コーナーリングは安定するし、滑り出してからもコントロールしやすいのが特徴と言えるね。

佐藤:へー、ほどなるー。

佐藤:私、ぶっちゃけミシュランってマウンテンバイクのタイヤ作ってるって知らなかったんですよw。だからびっくりで、山路さんがミシュラン使うぞって言ってたんで、なんですか?ってww

竹内:わかる!ミシュランと言えば車のタイヤのイメージが強くて、自転車用タイヤ、さらにマウンテンバイク用タイヤがあるなんて、全く印象になかったです。

佐藤:私はWild RACERしか使ってないんで、それしか言えないですけど、正直去年のマキシスICONの方が滑らなかったって言う印象なんです。

山路:滑るって、縦方向?横方向?

佐藤:うーん、縦ですね。

山路:それ実はね、トシちゃんのリアホイールは転がり優先で、ドライブ指定方向と逆につけてるんだよ。僕の勝手な判断ですけどね。指定方向にするともっと縦方向のグリップは上がると思うよ。でも横方向のコントロールのしやすさは、ミシュランの方が上だと思うけどどうだろう?

佐藤:確かに・・・

山路:それとね・・・、今だからこそ言うんだけど、実はみんなのタイヤのエア圧を去年と比べてめちゃくちゃ下げてるんだよ。

小野寺、竹内、佐藤:そうなんですか?

山路:そう、ケンさんのは去年で1.6bar前後、今年の八幡浜は実は1.2barにしたの。

小野寺:全然1.2barの感じはなかったです。これもタイヤのコシのせいですかね?

山路:そうだと思う。2.25サイズの圧倒的なエアボリュームと強いコシが、これまでのタイヤと比べて全然違う乗り心地を実現してると思う。実際、僕が八幡浜のゴジラの背でケンさんの走りを見てた時、ゴチゴチゴチって根っこにめちゃくちゃリム当たってたじゃない?ケンさん笑いながら『めっちゃリム打ってる!』って走ってたけどなんともなかったでしょ?

小野寺:確かに・・・。すごいアドバンテージですよね。

佐藤:それってパンクしにくいってことですよね?

山路:正解!

山路:でも竹内さんみたいな走りをするライダーだったら、もしかするとWild RACERはボリューミーなのかもしれないな。結果的に竹内さんの場合は、エア圧を1.4barまで上げたんだよね。去年は1.7~1.8barだから、ケンさんより元々エア圧は高かった。最初、八幡浜の試走で1.2barまで下げて走ってもらったら、もう少し転がりを優先したいとして、結局1.4barまで上げてしっくりきた。そうすると確かに軽さは出るけど、もしかするとWild RACERの美味しいところを使えない様な気もする。とすると、JET XCRは本当に気になるなぁ・・・。まだないけどw

小野寺:それと、このタイヤ噓みたいに安いですよね?最初ワイヤービードかと思ったくらいw。この性能でこの価格はありえないですよね。今や1本1万円に届く勢いになろうとしている世の中なのに・・・。

竹内:みなさん、安心してください。この値段でチューブレスレディです!

山路:さて、ではFORCE XCはどうだろう?

小野寺:菖蒲谷の時、さすがにWild RACERではダメだと思って、試してもいませんでしたが直感でこれだって思ってぶっつけ本番で使いましたけど、僕このタイヤすごく好きです。最初2.1っていう事で、ちょっと細くね?って思ってたんですけど、実際にリムに嵌めてみたら、めっちゃおいしいサイズ!って。実質的に2.15くらいと言ってもいいと思います。※使用しているリムはXTR WH-M9000

佐藤:このタイヤは使ってないんで・・・

小野寺:FORCE XCはタイヤのコシというよりも、コンパウンドがすごいんだと思う。タイヤが転がったときの音がブリブリってすごい音がする。あーめっちゃグリップしてるってすぐわかる。恐らくタイヤの減りは早いと思うけど、いろんなコンディションでかなり使えるタイヤだと思う。サイドノブを突き刺して曲がっていくタイヤなので、グリップ限界も高いし、本当に万人向け。エリートライダーだと、ドライコンデションでは少し食いすぎる感じもするけど、一般のライダーならこっちだと思う。

竹内:確かに。僕は菖蒲谷の時、ケンさんみたいに直前に変えるのは怖かったんで、リアだけにつけましたが、一気にグリップが上がって、セミマッドだった菖蒲谷ではすごくよかったです。ドライブ方向も完全指定なので、逆も試しましたけど、これは絶対指定方向で使った方が間違いない。

山路:そうだね、このタイヤはドライブ方向が完全に指定されていて、そういう意味ではグリップ走行前提での設計なんだろうね。最初、深谷さんから連絡があって、FORCE XCの2.1だけ先行して入荷したけどって言われて、2.1ってぶっちゃけ細くないかなぁって思ったんだけど、今は正直これがあって助かったっていう気持ちw。2.25もラインナップにあるらしいんだけど、逆にそっちは太すぎるのか?って思えてきた。

小野寺:僕は当時のミシュランのイメージを知っているので、正直ミシュランっていうだけで萌えますね。ワールドカップで強い選手はみんなミシュランだった。だからそういう人もたぶん多いんじゃないかと。やっぱりミシュランって人。

竹内、佐藤:そーなんですかね?

山路:お竹さんとトシちゃんは若いねぇww

小野寺、竹内、佐藤:僕らが使う、ミシュランのクロスカントリータイヤシリーズにご注目ください!お求めは、drawer THE BIKE STOREで!

【プロダクトインプレッション】Michelin Wild Racer & Force XC

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