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【プロダクトインプレッション】SIDI DRAKO Carbon SRS & MTB TIGER

イタリアの老舗シューズメーカーと言えばSIDIを置いて他にはないのではないでしょうか?
1960年にDino Signoriによって創業されたシューズメーカーで、主にオートバイ競技や自転車競技用に特化しており、世界中のライダーが一目を置いているブランドであることは間違いありません。ロードではクリス・フルームを始めTeam Skyの多くのライダーが使用し、今期立ち上がったBAHRAIN MERIDAもSIDIを使用しています。もちろんマウンテンバイクにおいては、世界のトッププロは軒並みSIDI。ジュリアン・アブサロン、トーマス・リッチャー、イリーナ・カレンティエヴァなどもSIDIを長きに渡り愛用。ニノ・シュルターもスポンサーの関係で今年からは違うシューズですが、昨年まではずっとSIDIを愛用していました。と、世界中のエリートライダーがこよなく愛するSIDIですが、何か日本ではマイナーなイメージが強く、意外と履いている人が少ないような・・・。
2014年からSIDIをずっと愛用する小野寺と、2016年からSIDIを使う竹内と佐藤。表に見えてこない、SIDIの隠れた実力を探ってみようと思います。

山路:おりょうとトシちゃんはSIDIって知ってた?僕にとっては、かつて少しだけ自転車に乗っていたんだけど、一番最初に履いたシューズがSIDI。黒と黄色がトレードマークで、ちょっとネットから拝借してきたんだけど、僕が高校生の時に初めて履いたシューズはこれだった。


もちろん当時もクリップレスペダルはあったけど、まだまだ皆が使う程普及はしてなかったから横溝が切ってあるクリートを付けて、トークリップが付いたペダルだったなぁ。本革とメッシュでできてて、でももっと昔の人がいるから、この程度はまだまだ新しいから、これ以上は言わないでおくけどw

佐藤:めっちゃオンボロですねw

山路:そう、今のシューズみたいにカッチリしてるわけでなくて、履いてないときは写真みたいにクタクタになっちゃう。でもあんまり選択肢も無かったからこんなもんだと思ってた。今の様にシューズメーカーがたくさんあったわけじゃないから、レーサーシューズ欲しいなと思ったら、必然的にSIDIになったっていう感じだね。

その後しばらくして、シマノがSPDっていうスゴイシステムを出してきて、マウンテンバイクでもクリップレスが一気に普及したんだよね。そのころから、いろいろなメーカーがークリップレスペダルを出すようになって、それに伴ってシューズも専用設計という形でいろんなメーカーが出てきた。代表的に言えばシマノだね。シマノはペダルを作る会社だったけど、シューズも作るようになったので、まぁ言わばトータルデザインだよね。ペダルがシマノなら、シューズもシマノが一番マッチングがいいと思うだろうからね。それからは、ペダルとシューズはセットで出すところが増えたけど、結局ペダルは御三家(LOOK、TIME、SHIMANO)に絞られた。

その後、シューズが群雄割拠な状態になって、SPECIALIZEDやTREKのようにアメリカンブランドが戦略的にフィッティング理論と共にペダリングを科学的に分析し、結果的にシューズは体に触れる部品として、それらフィッティングの一部に必要不可欠な機材として開発されるようになり、現在のマーケットが出来上がったと言ってもいいだろうね。

小野寺:マウンテンバイクではSIDIって日本では今一つマイナーですよね。山路さんの言うように、たくさんの自転車メーカーが自社のもので出していたり、いろいろホイールメーカーがとかコンポーネントメーカーとか他にもたくさん自社製品があるなかでシューズも販売しているので、わざわざ一般ユーザーの方がシューズだけで昔から勝負しているメーカーに目が行きにくい市場なのではないでしょうか?僕が知っている十数年前でもJシリーズのトップ選手がSIDIを履いていたイメージはないんです。それより昔のことはわかりませんが、少なくとも僕が見てきた中では誰も履いていませんでした。

竹内:めっちゃ意外です!だってアブサロンもニノもSIDIですよね。(ニノ・シュルターは現在SCOTT)マウンテンバイクでは、世界の2強がSIDIをずっと履いているのに、なんで日本でそれを欲しいってならないんだろう。

佐藤:いやー、SIDIって高い(高価)イメージで、私全然買えませんでした。私がいたチーム(BG8)でも履いてる人はほとんどいないので、みんなが履いてるSHIMANOでいいかなぁーみたいなw。でも去年からこのチームに入って、SIDIを使うようになりましたけど、フィット感がスゴイ。足全体が守られてる感じ?っていうんですかね。以前履いていたものと比べると、SIDIの方が表皮がしっかりしてるんだと思います。だから足がシューズの中で遊ばないんですよ。そう、フニャフニャしない。ピタッと足を包み込んで、カチッとホールドしてくれるんです。

[DRAKO Carbon SRS ホワイトバージョン(日本未入荷)を使用する佐藤]

小野寺:2014年に初めてSIDIを履いたんですけど、目から鱗が落ちるってこういう事なんだって思いました。ぶっちゃけ今まで履いてきた中で一番フィットする。僕はソールの形にとてもこだわっているんです。いままでそれなりに色々なシューズを履いてきましたが、どれも『これだ』っていうのは無かったんです。でもインソールとかありますから、それである意味ごまかして履いていた。でも、2014年に初めてDRAKOを履いた時に、『これっ!』って思いました。やっぱりベースとなるソールの形がフィットしないと、いくらインソールを入れてもしっくりこないんです。僕の足は結構狭い方だと思うんですが、実はSIDIは結構広めだと思います。だから日本人の平均的な足にもフィットする。特に踵のホールド感を調整できるので、さらにフィットするんですよ。これはかなり大きな差です。

佐藤:ケンさん!それです。踵のところのネジがあって、最初よくわからなかったんですけど、締めてみたらフィット感が更に良くなりました。あとベロ?のところに切り込みが入るようになっていて、ケンさんが切っているの見て私も足首に当たるところを切ってみたらもうピッタリ。私は真ん中一か所に切り込み入れてます。

山路:
ケンさんの履いてるモデルは日本未発売の新型MTB TIGERだけど、去年まで履いてたDRAKOと違いはある?

小野寺:そうですね。決定的に違うのはホールド感でしょうか。流行だと思いますが、中央に配置されたダイヤルノブが左右から均等にワイヤーにテンションを掛けて確実にフィットさせてくれます。でもこれは構造上小さいサイズを作れないらしく、足の小さなおりょうとトシちゃんは残念ながら使えないので、僕だけで申し訳ないw

それとMTB TIGERの新しい『DOUBLE TECNO-3 PUSH』というシステムは、煩わしいワイヤーのリリースが一発でできるんです!これは感動モノ。練習終わってすぐに脱ぎたいときにストレスなく『スルッ』とシューズが脱げるんです。

[DOUBLE TECNO-3 PUSHを竹内と佐藤に説明する小野寺]

[小野寺は、2017年モデル新作のMTB TIGER(日本未発売)を使用する]

山路:実は僕も2足、久しぶりにマウンテンバイク用とロード用のSIDIシューズを購入したんだよね。正直、僕が当時履いてた頃のSIDIのイメージからするとかなり変わった。まずラスト(足形)が全然違う。僕なんかかなりの甲高、幅広のザ・日本人!の足なので、当時のやつは自分の足がソールの上に乗っかり切れてないのがよく分かった。だから当然ベルクロとか全部閉まらないw。でもそれが当たり前だと思って履いてたけど、そんな僕でもかなりしっかりフィットする。むしろ日本の某ブランドの方が『狭っ!』て思うくらい。どう、固定ベルトも普通に締まってるでしょ?

山路:じゃあ、おりょうはさ、2015年から本格的にSIDI履いてみて、どうなの?それまではシマノだったよね?

竹内:実は過去にSIDIを履いてたんですよ。なんでSIDIを選んだかというと、単に色です!ズバリ黄色!それだけで選びました。その後、SHIMANOにしたんですけど、まぁ比較的安いし、安定かな?って思って・・・。

山路:へぇ浮気してみた結果どうだった?

竹内:そうですね、やっぱりフィット感という点でSIDIはかなりいいと思います。履けば履くほど馴染むっていうんですかね?上質な革靴のようなイメージです。革靴あんまり履いたことないけどw

[竹内も好みでタンに切り込みを入れて使用している]

竹内:それとやっぱり思うのは、SIDIはリペアパーツですね。特に僕らはマウンテンバイクじゃないですか。正直転ぶこともあるので、バックルとか結構ダメになるんですよね。それとマウンテンバイクは押しもあるのでシューズの裏側もすり減りやすい。その点でSIDIはシューズの裏側も簡単にリペアできるんですよね。またリペアじゃないけど、カラーバリエーションが豊富だから、自分好みのカラーリングにすることができるのも面白い。

[竹内は昨年から使用するDRAKO Carbon SRSの新色、SIDIのアイデンティティともいえるブラック/イエロー(日本未入荷)を使用]

佐藤:去年の私のシューズ、白とブルーのバックルをつけたら、ドラえもん風になってめっちゃ可愛かったですよねw

[昨シーズン、SIDIのアフターパーツを使用してアレンジした佐藤のDRAKO Carbon SRS(ドラえもん風)]

小野寺:トゥーガードも付いてるから丈夫だし、飛び石とか当たっても足を守ってくれるから実践的に考えられてるよね。結構シューズって先端からはがれたりするじゃない?とにかく、これまで最高だなぁっていうシューズに出会ってないという人がいたら、ぜひSIDIを試してもらいたいなと思います。

[DOUBLE TECNO-3 PUSHはロード用の新型シューズSHOTにも使われています]

竹内:そうですね、ほんと履けば履くほど馴染んでくるのが靴の本場イタリアだなって感じます。

佐藤:ホントにホントに自転車乗りには1回は履いてほしい。自由自在のシューズだからほんとにいい!◎

小野寺、竹内、佐藤:僕らが使う、SIDI マウンテンバイクシューズラインナップにぜひご注目ください!
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【プロダクトインプレッション】SIDI DRAKO Carbon SRS & MTB TIGER

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